先日、数年前に下顎前突手術とセラミック治療をされた
患者さんが来院されました。
わざわざ調べて探していただき、この上なく嬉しかったです
さらに感動したのは、治療した部分がすごくキレイで
治療したかどうかも分からないくらいです。
下の前歯8本くらいの間の歯茎を切開していますが、
傷跡がほぼ分かりません。
また、下顎の前から3、4、5番目の左右の歯に
セラミックを入れていますが、自分の歯と同調しており
かなり自然な歯に仕上がっています。
過去に治療した方を診る機会は、そう多くありませんので
自分の治療した後が診る事ができて嬉しかったです。
よくある質問や相談で「受け口・出っ歯」があります。
まずは、「受け口」について。
正式には、「下顎前突症」と言います。
だいたいの方は、骨格的な問題があります。
上顎が劣成長、下顎が過成長のケースが多いです。
例えが悪いですが、横から見た時に三日月みたいな形に見えます。
成長後に歯の治療だけで無理して矯正を行うと、下の歯が内側に倒れて
いる状態になり、咬み合わせると確かに良いように見えますが、
明らかに変です
成長期であれば、骨の成長の促進や抑制もある程度可能ですが、
骨の成長が止まった後は無理です。
この場合は、歯の矯正と外科矯正が必要となります。
外科矯正の手術は、状態に合わせて色々とありますが、
意外と簡単な手術で可能な場合も多いです。
「出っ歯」についても同様のケースがあります。
(1) 上顎の前歯の角度が極端に外側に出ている場合
(2) 下顎が劣成長、上顎が過成長の場合
(3) 上下共に過成長の場合
などが主に考えられます。
(1)の場合は、歯の矯正で改善できることが多いです。
出っ歯の中でも比較的簡単に改善でき、口もとの上品さが出てきます。
(2)(3)の場合は、歯の矯正と外科矯正が必要となります。
受け口同様に簡単な手術でも改善できるケースも多いです。
出っ歯の方は、お口が閉じずらくお口が乾きやすい方が多いです。
お口の中が乾燥していると、虫歯、歯周病、扁桃炎などになりやすいです。
見た目の改善以上に機能的な改善や複合的な改善が期待できます。
歯並びを治したい時に注意したいのは、骨格的な問題もあるケースの場合、
歯の治療だけでなく骨の治療も含めた包括的な診断&治療が必要だと
いうことです。
治療したい時は、よくよくご相談を。